ガス漏れの事例 02
2025.10.16
ガス漏れの事例 02
セカンダリーレギュレータは本来は一方通行でして、ガスボンベから来たガスを圧力調整して樽へと流すのが役割です。
が、写真のように内部にビールが逆流してしまいダイヤフラムパッキンやスプリングなどを腐食させることにより密閉性が保てなくなり漏れが起こる案件。実はこれ結構な割合で発生します。
対応策
原因は単純ですが複雑。以下の条件が揃うと起こります。
1.写真3の部品表の10番のチェックバルブ。これはガスラインへの液種の逆流を防ぐもの。洗浄時などにこれをヒューマンエラーで紛失します。
2.樽内に込められている充填ガスヴォリュームが割と高めである事。
3.樽と繋いだ際のセカンダリー側の掛け圧が極端に低い位置でスタートした場合。
この条件が整う事で、本来ならビールラインにしか流れない筈の液が圧力差からガスライン側へも侵入しようとします。そこで食い止める為のチェックバルブが無いためにビールはガスラインを通りダイヤフラムパッキンまで辿り着き内部を腐食させます。
*判断方法
セカンダリーレギュレータの取り付け方にもよりますが一般的な壁に付けるやり方をしているならセカンダリーのダイヤル部の穴からビールが垂れてきますので目視で確認出来ます。
*対応策
内部腐食が酷い場合は基本的に全交換です。運が悪いと隣のラインにまで侵食している事がありますので、1ラインだけの逆流で4個くらい交換した事も。
現在の弊社のシステムでは、チェックバルブ紛失というヒューマンエラーによるこの被害を防ぐ為にカプラー近くに更にストレートチェックバルブを取り付け、万が一逆流してもそこで止まるようにした上で、そこまでの30cmのガスラインを透明にして逆流が目視出来るようにしております。
つまり、多分これから先のウチのシステムでは起こらなくなるトラブル、のはず!